分筆登記

分筆登記

分筆登記とは？

分筆登記とは、登記記録上一筆であった土地を、二筆や三筆に分ける時に行う登記になります。
例えば元々の土地の地番が1番で、二筆に分筆する場合、1番1と1番2といった様に別々の地番が付いた二筆の土地になります。
あくまで登記記録上土地が分かれるという事になりますので、土地の現況に変化はありませんが、但し分筆したポイントに境界標を設置し、どこで土地が分けられたのか一目でわかる様になります。

いつ実施するの？

分筆登記は特に申請義務が課せられた登記ではありませんので、所有者様の意思に応じて行う任意の登記（所有者様が分筆したい時に申請すればよい登記）となります。
具体的に分筆登記が必要となる場面としては、以下の様なシチュエーションになります。

　・一筆の土地の一部のみを売却する場合
　　（売却する部分のみを分筆し、別の土地とした上で売却する）
　・相続が発生し一筆の土地を複数人で相続する場合
　　（相続人が3人の場合は、土地を3つに分筆し、それぞれの土地を各人が単独で相続する）
　・相続発生前に事前に相続人数分に土地を分けておきたい場合
　　（上記と同じ場合、事前に土地を3つに分筆し、将来各人が単独で相続できる様にしておく）
　・土地を共有で所有しており、共有者で分割したい場合
　　（2人で共有している場合、土地を2つに分筆し、それぞれの土地を各人が単独所有とする）

分筆登記をする上での注意事項

分筆登記は、実は、土地の境界確定測量が完了しており隣接地との境界が明確になっていないと行えない登記になります。
なぜかというと、分筆登記では「地積測量図」という図面を法務局に提出することが法律で定められており、この図面には分筆する土地の辺長や地積（面積）を正確に記載する必要がありますが、隣接地との境界があいまいなままでは、その様な正確な値を記載した地積測量図を提出することができないということが大きな理由の一つになります。

したがって、境界確定測量が完了していない土地に関しては、まず隣接地との境界を明確にする為の境界確定測量を完了させ、その後分筆登記を行うという流れとなります。

なお、もう少しわかりやすく説明して欲しい、質問したい等の要望がございましたらぜひメール・お電話でお問い合わせください。無料でご対応させていただきます。

お手続きの流れ

　幣所にて分筆登記のご依頼をお受けした場合には、以下の流れでお手続きをさせて頂きます。ご不明な点がございましたら、いつでもお問い合わせください。

以上は境界確定測量が完了している場合の分筆登記申請の流れとなります。
境界確定測量が完了していない場合は分筆登記に先立ち、まずは境界確定測量を行います。

費用の例

　下記は分筆登記の一般的な費用の例になります。

境界確定測量実施済みの場合

境界確定測量未実施の場合

境界確定測量が未実施の場合、費用は基本的に「境界確定測量費用+上記費用」となりますが、別々で実施するよりも費用を抑えられますので詳しくはお問い合わせください。

上記費用はあくまで一例で、隣接地の筆数や土地の状況などに応じて費用は多少上下いたします。
お客様の土地の具体的な費用をお知りになりたい場合は、メール・お電話を頂戴できれば速やかにご提示させて頂きます。
お見積りだけでも大丈夫です。どうぞ安心してお問い合わせください。