合筆登記
「合筆登記」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?普段あまり耳にする言葉ではない為、初めての方もいらっしゃると思います。
合筆登記とは、分筆登記の反対になりまして、土地を1つにまとめる為の登記になります。ここでは合筆登記についてわかりやすくご説明させていただきます。

合筆登記とは?
合筆登記とは、登記記録上別々であった土地を一筆にまとめる登記になります。
例えば隣接する1番と2番という二筆の土地を合筆する場合、全体が1番という地番の土地になり、2番という土地は無くなることになります。(一般的に合筆後の地番としては番号の若い地番が残り、それ以外の地番は無くなるということになります。)
もちろん、あくまで登記記録上の話なので、現地における土地の状況には変化はありません。
補足ですが、不動産登記法という法律では、合筆登記は前提として下記の要件を満たしていないと登記申請が認められないので、注意が必要となります。
・お互いに隣接する土地であること
・合筆する土地の地目が同一であること
・合筆する土地の地番区域が同一であること
(一丁目と二丁目の土地は隣接していても合筆できない)
・お互いの土地の所有者が同一であること


行わないとどうなるの?
合筆登記は特に申請義務が課せられた登記ではありません。これは所有者の意思に応じて行う登記になります。したがって、別々の土地の登記記録を無理に1つにまとめないといけないという事は基本的にございません。登記記録をまとめたい時に初めて登記申請をすればよい登記になります。
なお、上記説明だけではわからない、もう少しわかりやすく説明して欲しい、等の要望がございましたらぜひメール・お電話でお問い合わせください。無料でご対応させていただきます。
お手続きの流れ
幣所にて分筆登記のご依頼をお受けした場合には、以下の流れでお手続きをさせて頂きます。ご不明な点がございましたら、いつでもお問い合わせください。
- 業務の受託
- 合筆登記の申請代理の業務を弊所で受託いたします。また合筆登記申請に必要な書類をお預かりいたします。
- 調査
- 役所や法務局での資料調査、及び現地において現地調査を行います。
- 申請書類作成、申請
- 登記申請書、添付書類を作成し、法務局に対し合筆登記申請を行います。
- 登記完了
- 申請が受理され、登記が完了したら登記完了証や登記事項証明書を納品、お預かりしていた書類も返却し、お手続き完了となります。
費用の例
下記は合筆登記の一般的な費用の例になります。
2筆を1筆に合筆 | |
---|---|
資料調査費 | ¥10,540 |
申請書作成費 | ¥17,190 |
調査報告書作成費 | ¥21,260 |
合計(税別) | ¥48,990 |
4筆を1筆に合筆 | |
---|---|
資料調査費 | ¥13,690 |
申請書作成費 | ¥18,170 |
調査報告書作成費 | ¥21,260 |
合計(税別) | ¥53,120 |
上記費用はあくまで一例で、土地の状況などに応じて費用は多少上下いたします。
お客様の土地の具体的な費用をお知りになりたい場合は、メール・お電話を頂戴できれば速やかにご提示させて頂きます。
お見積りだけでも大丈夫です。どうぞ安心してお問い合わせください